この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「あ……あの……」
「クス……お待たせ致しました」
濡れた部分を拭き終えたヤナセの指先が、微かに唇を掠めていく。
「あっ……」
くすぐったいような――――
小さな恍惚感に、つい声を漏らしてしまう。
「あと少しだけ……お茶が残っていますが如何致しますか?」
『もう結構でございます!』
――――心の中で叫んだのに……
「飲みます……」
何かに捕らわれたように、自然と口を衝いていた。
「……畏まりました。では……また先ほどと同じような感覚で飲んで下さい」
「はい……」
私の口を拭いたハンカチをテーブルに置いて、ヤナセは新たなハンカチをもう一枚ポケットから取り出す。
男性なのに、一体何枚ハンカチを持ってるんだろう?
講師の基本なのかしら?
それとも――――ヤナセだから……?
ハンカチが再び顎に添えられる。
お茶の量が減った湯呑みは、傾ける角度が大きくなって鼻を覆いそうだ。
「顎……少し上げて下さい」
「……っ」
いつもと無意識にしている動作をヤナセをヤナセに操られていって
コク…………ッ。
最後の一滴まで、しっかりと口の中に注がれた。
「クス……お待たせ致しました」
濡れた部分を拭き終えたヤナセの指先が、微かに唇を掠めていく。
「あっ……」
くすぐったいような――――
小さな恍惚感に、つい声を漏らしてしまう。
「あと少しだけ……お茶が残っていますが如何致しますか?」
『もう結構でございます!』
――――心の中で叫んだのに……
「飲みます……」
何かに捕らわれたように、自然と口を衝いていた。
「……畏まりました。では……また先ほどと同じような感覚で飲んで下さい」
「はい……」
私の口を拭いたハンカチをテーブルに置いて、ヤナセは新たなハンカチをもう一枚ポケットから取り出す。
男性なのに、一体何枚ハンカチを持ってるんだろう?
講師の基本なのかしら?
それとも――――ヤナセだから……?
ハンカチが再び顎に添えられる。
お茶の量が減った湯呑みは、傾ける角度が大きくなって鼻を覆いそうだ。
「顎……少し上げて下さい」
「……っ」
いつもと無意識にしている動作をヤナセをヤナセに操られていって
コク…………ッ。
最後の一滴まで、しっかりと口の中に注がれた。