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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
ジジジジ――――!

ファスナーが更に下ろされて、肩がはだけそうになる。

本当にここでするの!?
それはちょっと、マズイのでは?

「でもヤナセさん……ここ控え室ですよ?」

「ここでレッスンしてはいけない訳では……ありませんので」

そうなんだ――――!!
じゃぁ今日は『ソファープレイ』?

いやいや、そうじゃなくって〜!
やっぱりレッスンは、いつものベッドの上じゃないと落ち着かない!

「ヤナセさん……やっぱり隣で……」

「えぇ……後で参りましょう」

ヤナセは本当にソファーでやる気満々なのか、どんどん私の身体を押し倒してくる。

脚を曲げたまま、はだけた背中をソファーに横たわらせると、ヤナセも片膝を乗せてきて私を見下ろすように上に覆ってきた。

ライトブラウンの真っ直ぐな髪が、サラサラとヤナセの頬に流れ落ちて輪郭を縁取っていく。

「あ……」

「大事なのは……形式ではありませんよ」

言っていることは分かるけど……
禁忌的に聞こえてしまうのはナゼ……?

ヤナセは見惚れてしまうほど妖艶な微笑みを湛え、片手でネクタイの結び目を緩め始めた。

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