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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
腕を軽く組んで、壁に寄りかかっているだけで凄く色気が漂ってきて……

ス、テ、キ――――

てぇぇぇ〜!!
うっかりヤナセの色香に惑わされるところだったけど、何でドアの前にいらっしゃるんですか〜!?

「ど、どうかされましたか?」

背中でドアを閉めながら態とらしい笑顔でヤナセに問いかけると、スッと手を差し伸べられた。

不思議に思いながら、綺麗な指にまた見惚れそうになると

「お手を……乗せて下さい」

そう言いつつヤナセは、ペンギンみたいに下ろしていた私の手を掴んで自分のに重ねる。

まだ心配して、支えてくれようとしているのかな?

「ヤナセさん、私もう眩暈とか大丈夫ですよ?」

照れ臭さもあって手を引こうとしたら、ヤナセは私の指先を親指で挟み込む。

何事かと思った途端――――

ツツツツ〜〜!!

中指の付け根まで軽く撫でられた。

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