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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H

いやいやでも、元々ヤナセは行動が読めないんだから、これくらいで動揺してちゃダメなのよ。
気合入れたのに、ヤナセの磁場に触れると直ぐに崩壊させられてしまう。
「大丈夫……でしたか?」
「はい! もう大丈夫です!」
気合を入れ直した私は、うっかり的外れな返事を返してしまった。
ヤナセは目を細めて少し首を傾ける。
「もう……大丈夫?」
ドヤ顔くらいの勢いでヤナセに笑顔を向けたのに、途端口元が引き攣りそうだ。
あっちゃぁ〜。
どうやって誤魔化そう。
ジィィィッと二つのヘーゼルが、おでこを射抜くように見詰めてきて額が妙にむず痒く感じてくる
やっぱり何から埋まっているの!?
そんな訳ないのに額を手で隠そうとしたら、ヤナセの手が頭に伸びてきた。
「ひゃっ!」
マイクロチップが抜かれる!!
半ば本気でそんな風に思ったら――――
「そんなに……大変でしたか……前回は?」
曲線を描いた指の背でヤナセは私の頬を優しく撫でながら、少し憂気な表情を湛えている。
その顔が余りにも美しくて一瞬眩暈が襲い、本当にチップが誤作動を起こしそうだった。
気合入れたのに、ヤナセの磁場に触れると直ぐに崩壊させられてしまう。
「大丈夫……でしたか?」
「はい! もう大丈夫です!」
気合を入れ直した私は、うっかり的外れな返事を返してしまった。
ヤナセは目を細めて少し首を傾ける。
「もう……大丈夫?」
ドヤ顔くらいの勢いでヤナセに笑顔を向けたのに、途端口元が引き攣りそうだ。
あっちゃぁ〜。
どうやって誤魔化そう。
ジィィィッと二つのヘーゼルが、おでこを射抜くように見詰めてきて額が妙にむず痒く感じてくる
やっぱり何から埋まっているの!?
そんな訳ないのに額を手で隠そうとしたら、ヤナセの手が頭に伸びてきた。
「ひゃっ!」
マイクロチップが抜かれる!!
半ば本気でそんな風に思ったら――――
「そんなに……大変でしたか……前回は?」
曲線を描いた指の背でヤナセは私の頬を優しく撫でながら、少し憂気な表情を湛えている。
その顔が余りにも美しくて一瞬眩暈が襲い、本当にチップが誤作動を起こしそうだった。

