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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
も、もう――――限界だ!

このまま気を失いそうになった時だった――――

「では……フィニッシュに……参りましょうか」

「――――っ!?」

私の中ではもうとっくにフィニッシュを超えて、延長五回裏くらいなんですけど~!!

これからヤナセのゴールデンバッドに撃たれる予告ホームランに、意識が遠のきそうになる。

「リラックスして……力を抜いて下さいね」

「は……いぃ……」

もう返事も、自分の意思より反射的に答えているような状態だ。

リラックスって?
力を抜いてって?

ヤナセ様が入っている以外、もうどこに何を入れたらいいのかすらも解らない。

身体中が膨張したみたいに、フワフワしている。

朦朧とした顔でヤナセを見上げると、揺れる金糸間から美しく輝く二つのヘーゼルが降り注ぐ。

あぁ……やっぱり凄く――――綺麗。

ぼんやりと見惚れていると――――

「クス……」

快感ロケットの火蓋を切るように、再びヤナセは妖しく微笑んだ。

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