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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「あ、あの……」
「今……心音を確認していますので、お静かに願いますか」
「はい……でも」
「し……」
「うっ……」
ついさっきまで私を快楽の銀河系に吹っ飛ばしていた、超絶美形講師の診察はかなり本格的だった。
医師免許を持っているのは冗談でもなさそうで――私の身体を診察するヘーゼルの瞳から真剣さが伝わってくる。
だから自分も真剣に受信しなければと思うのだけど――だけど――――!!
リアルに聴診器を胸に当てられているです!
いきなり本物の医療器具が出てくるなんて、先ず驚くでしょ!
それもお互いローブ姿。
これは本当に『お医者さんごっこ』になるのでは? ――――と思いきや、本気で診察が始まったのですよ。
そしてまぁ~ローブが白衣に見えちゃいそうになるくらい、スマートに聴診器を装着するヤナセドクター。
「胸元……失礼致します」
「は……いぃぃ」
綺麗な指先に掴まれた円形の金具が、布越しに私の皮膚の奥に聞き耳を立ててきた。
胸元の金具に繋がる管を辿った先には、天女の羽衣でも織れそうなサラサラの髪の毛が艶っぽく揺れている。
ヤナセは髪の毛と同色のライトブラウンの長い睫毛を少し伏せ、ジッと私の音を聴いていた。
その表情は凄く真剣なのだけども――妙に色っぽくて、エロティックに見えてしまう――――。
否応なしに心臓がバクバクして、脈を早まらせる。