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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
美形のドクターは、伏せていた睫毛の奥から、宝石のような瞳を覗かせてきて――――
「脈が……凄く早いですね」
無駄に色っぽいトーンで呟いた。
途端、私は変な火薬でも仕込まれたみたいに体中が熱くなって、顔から火が出そうになる。
そりゃぁそうでしょ――――!
誰だって貴方に診察されれば、漏れなく不整脈です!
「びょ、病気では……ないかと思いますけど」
この状況にどうしたらいいのか分からなくて、咄嗟に思いつくままに言ってみたもののドクターの診察は続行されていく――――。
「もう一度……聴かせて頂きますね」
もうこれ以上調べる必要がなさそうなのに、ヤナセは再び聴診器で胸元を這い回り出す。
優しく押し当てられる聴診器のリズムと感触に、何でだか身体が興奮してきた。
まるでローブの上から、軽くキスされているみたい――――。
医療行為なのに、妄想スイッチが入ってしまったせいか、余計敏感に反応してしまう。
「……あっ!」
つい変な声を出してしまったが、ヤナセは気にした様子もなく、黙ったまま聴診器を外している。
やだ――恥ずかしい。
一人だけ興奮しているみたいだわ。
それまで散々、羞恥プレイを受けてきたのに、これはこれで照れ臭くなってヤナセと目を合わせないよう視線を泳がせる。
もう、終わりかな。
これ以上何かされたら、身が持ちそうにないんですけど――――。
本気でそう思って、ドキドキしながら視線を戻すと――――ガシッ!
ヤナセの両手が私の顔をロックオンしてきた。
「脈が……凄く早いですね」
無駄に色っぽいトーンで呟いた。
途端、私は変な火薬でも仕込まれたみたいに体中が熱くなって、顔から火が出そうになる。
そりゃぁそうでしょ――――!
誰だって貴方に診察されれば、漏れなく不整脈です!
「びょ、病気では……ないかと思いますけど」
この状況にどうしたらいいのか分からなくて、咄嗟に思いつくままに言ってみたもののドクターの診察は続行されていく――――。
「もう一度……聴かせて頂きますね」
もうこれ以上調べる必要がなさそうなのに、ヤナセは再び聴診器で胸元を這い回り出す。
優しく押し当てられる聴診器のリズムと感触に、何でだか身体が興奮してきた。
まるでローブの上から、軽くキスされているみたい――――。
医療行為なのに、妄想スイッチが入ってしまったせいか、余計敏感に反応してしまう。
「……あっ!」
つい変な声を出してしまったが、ヤナセは気にした様子もなく、黙ったまま聴診器を外している。
やだ――恥ずかしい。
一人だけ興奮しているみたいだわ。
それまで散々、羞恥プレイを受けてきたのに、これはこれで照れ臭くなってヤナセと目を合わせないよう視線を泳がせる。
もう、終わりかな。
これ以上何かされたら、身が持ちそうにないんですけど――――。
本気でそう思って、ドキドキしながら視線を戻すと――――ガシッ!
ヤナセの両手が私の顔をロックオンしてきた。