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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「何ですかぁっ!?」
「お顔の方も……診せて下さい」
半ば発狂に近い声を発してしまったが、ヤナセは表情を一つも変えることなく、作り物よりも整っている顔面を鼻の先に近付けてくる。
近い! 近い! 近すぎです!
キスでもしそうなくらいの距離何ですけど!
これまた今更なのだろうけど、レッスンとは別物の至近距離は、犯罪レベルで心臓に良くない――――。
反射的に身体を後ろに引こうとしても、ヤナセの両手は思いの外、力が入っていてビクともしなかった。
私の胸の内なんかお構いなしに、ヤナセは筋の通った鼻先を私の丸いそれにくっ付きそうなくらい寄ってきている。
「……あのぉ……」
「はい……」
え!? 『はい』って言われましても?
返事の後に何か続くかと思ったら、ヤナセはの綺麗な唇はそのまま噤んだままで、言葉は発せられることなくただ私の目を見詰めていた。
見れば見るほど、吸い込まれそうなヘーゼルの瞳――――。
このまま魂が吸い込まれそうで、頭の芯がクラクラしてくる。
挟まれた頬が熱を帯びてきて、肌が汗で滲みだす。
吐息がヤナセの口元に掛かってしまうと思うと、呼吸が上手くできない。
診察して貰っていとはいえ、この状態でいるのは拷問でも受けているようだ。
耐えられなくなって目を瞑ってしまおうとしたが――――。
「診察中です。閉じないで……」
「は、いぃぃぃ!」
速攻で阻止された。
「お顔の方も……診せて下さい」
半ば発狂に近い声を発してしまったが、ヤナセは表情を一つも変えることなく、作り物よりも整っている顔面を鼻の先に近付けてくる。
近い! 近い! 近すぎです!
キスでもしそうなくらいの距離何ですけど!
これまた今更なのだろうけど、レッスンとは別物の至近距離は、犯罪レベルで心臓に良くない――――。
反射的に身体を後ろに引こうとしても、ヤナセの両手は思いの外、力が入っていてビクともしなかった。
私の胸の内なんかお構いなしに、ヤナセは筋の通った鼻先を私の丸いそれにくっ付きそうなくらい寄ってきている。
「……あのぉ……」
「はい……」
え!? 『はい』って言われましても?
返事の後に何か続くかと思ったら、ヤナセはの綺麗な唇はそのまま噤んだままで、言葉は発せられることなくただ私の目を見詰めていた。
見れば見るほど、吸い込まれそうなヘーゼルの瞳――――。
このまま魂が吸い込まれそうで、頭の芯がクラクラしてくる。
挟まれた頬が熱を帯びてきて、肌が汗で滲みだす。
吐息がヤナセの口元に掛かってしまうと思うと、呼吸が上手くできない。
診察して貰っていとはいえ、この状態でいるのは拷問でも受けているようだ。
耐えられなくなって目を瞑ってしまおうとしたが――――。
「診察中です。閉じないで……」
「は、いぃぃぃ!」
速攻で阻止された。