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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「あ……」
否応なしに、甘い声が誘い出される――――。
「あの……」
「何で……しょうか?」
ナンデって――――こっちが聞きたいんですけど?
ヤナセは顔の距離を変えることなく、穴が開きそうなくらい私の顔をジッと見詰めたまま、唇を撫で続けている。
口端から口端へと――――唇の膨らみを指先でなぞっていく。
それが凄くくすぐったくて、痒みにも似た感覚に唇を噛みたい衝動に駆られるのだが、ヤナセの指があって唇すらも動かせない。
ゾクゾクゾク――――する。
唇に触れられているだけなのに、湯だったみたいに頭の芯がぼうっとしてきた。
それでも何とか僅かばかりの正気で、ヤナセドクターに問い掛ける。
「はぁ……これ……しん、さつ?」
「嫌……?」
「っ!」
鼓膜を一瞬にしてメルティにする、艶っぽい声で質問返しされた――――。
『イヤ?』って言いました?
答えになっていないんですけど――――。
それに『嫌』って、言えないでしょぉぉぉ!
衝撃とくすぐったさと、エクスタシーで小刻みに震えている私に、ヤナセは少し目を細め、恐ろしいまでに色っぽい微笑みを浮かべた。
否応なしに、甘い声が誘い出される――――。
「あの……」
「何で……しょうか?」
ナンデって――――こっちが聞きたいんですけど?
ヤナセは顔の距離を変えることなく、穴が開きそうなくらい私の顔をジッと見詰めたまま、唇を撫で続けている。
口端から口端へと――――唇の膨らみを指先でなぞっていく。
それが凄くくすぐったくて、痒みにも似た感覚に唇を噛みたい衝動に駆られるのだが、ヤナセの指があって唇すらも動かせない。
ゾクゾクゾク――――する。
唇に触れられているだけなのに、湯だったみたいに頭の芯がぼうっとしてきた。
それでも何とか僅かばかりの正気で、ヤナセドクターに問い掛ける。
「はぁ……これ……しん、さつ?」
「嫌……?」
「っ!」
鼓膜を一瞬にしてメルティにする、艶っぽい声で質問返しされた――――。
『イヤ?』って言いました?
答えになっていないんですけど――――。
それに『嫌』って、言えないでしょぉぉぉ!
衝撃とくすぐったさと、エクスタシーで小刻みに震えている私に、ヤナセは少し目を細め、恐ろしいまでに色っぽい微笑みを浮かべた。