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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
『辛かったら……左手上げて下さいね』――――ヤナセ先生そう言いましたよね。

瞳孔が開きそうな虚ろ目で、ヤナセを見上げると――――

「クス……」

意味深に微笑んで、左手を握り返してきた。

え――――どういう意味?

手を握り合い、見つめ合うこと数秒――――。

「ファイト……です」

ヤナセは口から、まさかのエールが送られる。

「え……っっっ!!」

驚きの余り出そうになった声が、瞬く間に次の衝撃に掻き消された。

ヤナセのビブラード攻撃が、更に威力を増してきたのだ――――。

今までの攻めだけでもかなりの破壊力なのに、パワー増しされたポルチオ攻めは半端なかった。

だけどヤナセは涼し気な顔で微動だにせず、蜜巣の秘宝を指先で巧みに転がしていた。

蜜園から迸る電流が全身を激しく痺れさせ、腰も背中も跳ね上がる。

脳みそが風船みたいに膨張していく感覚に襲われて、思考回路はショートし、腕も足も狂ったように踊り出す。

「あぁっ! ひぃっ! ひゃっ! あぁぁぁ――――んっ!」

もう何が何だか、分からない。

このまま全てが快感の渦にグルグル巻き込まれて、バターにでもなって蕩けてしまうんじゃないかしら。

本当にどうにかなってしまいそうです――――。

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