この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
腕の圧力と高濃度の色香から解き放たれた反動か、フワッと浮いたような無重力感に襲われ、一瞬ヤナセの言葉が遠のきそうになる。

「え……」

――――感度良好って?
診察って、健康状態を調べていたんじゃないの――――!?

「あ、あの……どこか悪いとかは……」

「全然……大丈夫ですよ。どこもかしこも悪い所は、ございません」

「……それなら、良かった……」

悪い所がなくてほっとする筈が、何か腑に落ちない――――。

どこもかしこも問題ないなら、もっと早い時点で診察終わったんじゃないのかしら?

完全に煙に包まれている思考で、状況を把握しようと顔を顰めている私に、ヤナセは艶やかな笑顔で言ってきた。

「寧ろ……素晴らしい程に感じやすいお身体で、とてもエロティックでいらっしゃいました」

「……っ! エロ……て」

「はい……」

ダメ押しの、貴公子スマイルが炸裂する。

絶対――――診察じゃないぃぃぃ――――!
『お医者さんプレイ』だったんだ。

あれだけのことをされて、今更ながら改めて衝撃が襲う。

私はどこかで、診察と信じていたのだろうか――――。

口を半開きにして固まっている私に、ヤナセは再び顔を覗き込む。

「お疲れですよね……シャワーを浴びるのもお手伝いさせて頂きますので、ご安心下さい」

「へ……」

今、何て仰りましたか?

目を見開いてヤナセの顔を凝視すると、ニッコリと嬉しそうに微笑み返された。

「っ!!」

ひぃぃぃぃぃ――――本気で昇天させられるぅぅぅ――――!


/965ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ