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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「これで……御髪も綺麗になったかと思います」
「ありがとうございます……」
「では……控室に戻りましょうか」
「……はい」
結局、私はヤナセのフルコースを頂いてしまった――――。
ヤナセは冗談でもなく、有言実行して私をシャワー室まで連れて行き、隅々まで綺麗にあらって下さった。
以前も同じことあったから(Lesson A.S参照)多少は心構えが出来ていたけど、シャワーと着替えくらいは、やはり自分でやった方がいいと思った。
そつなく服も着せえて、ブラッシングまで終えたヤナセは、ニッコリと微笑んで手を差し出してエスコートに移る。
本当にどこまでも、完璧だ。
でもこの人を基準にしてはいけない――――。普通ここまで日常でしてくれる人は、滅多にいないだろう。
うん――――ここは夢の世界。若しくは他の惑星――――と信じ込もう。
ヤナセ様に逆らえるわけもなく、素直に手をとった。
ホズミの時は着替えも全力で断ったけど、ヤナセには何もかも無力化されるから、無駄な抵抗は止めた。
「ありがとうございます」
「いえ……」
おずおずと手を出した私の手を、ヤナセは微笑みを浮かべて優しく握る。
強すぎず弱すぎない握力を指先に感じて、条件反射のように胸がキュンとなった。
やっぱりこの人、最強だわ――――。
「ありがとうございます……」
「では……控室に戻りましょうか」
「……はい」
結局、私はヤナセのフルコースを頂いてしまった――――。
ヤナセは冗談でもなく、有言実行して私をシャワー室まで連れて行き、隅々まで綺麗にあらって下さった。
以前も同じことあったから(Lesson A.S参照)多少は心構えが出来ていたけど、シャワーと着替えくらいは、やはり自分でやった方がいいと思った。
そつなく服も着せえて、ブラッシングまで終えたヤナセは、ニッコリと微笑んで手を差し出してエスコートに移る。
本当にどこまでも、完璧だ。
でもこの人を基準にしてはいけない――――。普通ここまで日常でしてくれる人は、滅多にいないだろう。
うん――――ここは夢の世界。若しくは他の惑星――――と信じ込もう。
ヤナセ様に逆らえるわけもなく、素直に手をとった。
ホズミの時は着替えも全力で断ったけど、ヤナセには何もかも無力化されるから、無駄な抵抗は止めた。
「ありがとうございます」
「いえ……」
おずおずと手を出した私の手を、ヤナセは微笑みを浮かべて優しく握る。
強すぎず弱すぎない握力を指先に感じて、条件反射のように胸がキュンとなった。
やっぱりこの人、最強だわ――――。