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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「かなり……レベルを上げられましたね」
「え……」
それって――――褒め言葉だよね。
講師たちのハイレベルなテクニックに翻弄されてばかりか、ヤナセの時は醜態を晒してばかりいると思っていたから、そんな風に言って貰えて胸がキュッとして甘酸っぱい気持ちになる。
「お世辞でも嬉しいです」
「クス……お世辞なんて、言わないよ」
「ブッホッ!」
不意打ちのタメ口に、魂が半分飛び出しそうになったわ――――!
この人、自分のタメ口の破壊力、分かってないでしょ!
魂の代わりにチョコミルクを吹き出しかけた口元を手の甲で拭おうとしたら、ヤナセが楽しそうに微笑んでハンカチを差し出してきた。
お礼を言って受け取ると、ハンカチからも爽やかな香りがする――――。
「クスクス……面白い方ですね」
「だ、だって……ヤナセさんが……」
「はい?」
「あ、いえ……ありがとうございます。自信がないので今の言葉、凄く嬉しいです」
――――『いきなりタメ口だから』なんて言えるわけもなく、話を軌道修正し直した。
心の中が忙しくなっている私をヤナセは優しい眼差しで見詰め、小さく頷く。
「大丈夫です……これなら自信を持ってご卒業も出来るかと……」
「……卒業?」
「はい……」
不意打ちのタメ口も驚くが、これまた突然降ってきたワードに思考が一瞬停止する。
「え……」
それって――――褒め言葉だよね。
講師たちのハイレベルなテクニックに翻弄されてばかりか、ヤナセの時は醜態を晒してばかりいると思っていたから、そんな風に言って貰えて胸がキュッとして甘酸っぱい気持ちになる。
「お世辞でも嬉しいです」
「クス……お世辞なんて、言わないよ」
「ブッホッ!」
不意打ちのタメ口に、魂が半分飛び出しそうになったわ――――!
この人、自分のタメ口の破壊力、分かってないでしょ!
魂の代わりにチョコミルクを吹き出しかけた口元を手の甲で拭おうとしたら、ヤナセが楽しそうに微笑んでハンカチを差し出してきた。
お礼を言って受け取ると、ハンカチからも爽やかな香りがする――――。
「クスクス……面白い方ですね」
「だ、だって……ヤナセさんが……」
「はい?」
「あ、いえ……ありがとうございます。自信がないので今の言葉、凄く嬉しいです」
――――『いきなりタメ口だから』なんて言えるわけもなく、話を軌道修正し直した。
心の中が忙しくなっている私をヤナセは優しい眼差しで見詰め、小さく頷く。
「大丈夫です……これなら自信を持ってご卒業も出来るかと……」
「……卒業?」
「はい……」
不意打ちのタメ口も驚くが、これまた突然降ってきたワードに思考が一瞬停止する。