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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
ヤナセとフォークダンスもどきをしながら、ラウンジに近づいていくと、待ち人たちの会話が聞こえてきた――――。
「なぁ~オッサン。まだヤナセのレッスン、終わんねえの?」
「おいハヤト! 毎回オッサン、オッサン煩いぞ。せめてお兄様とか呼べないのかよ」
「はっ? お兄様なんてキャラじゃないだろオッサン!」
「ふふん、お前長男だったよな~。だからお兄様と呼ぶのが照れ臭いんだろう~。良いんだぜ俺の胸に飛び込んできても」
「きっしょ! 単に『ぎゅうぅぅ』出来れば誰でも良いんだろう。変態コウセイ!」
「変態ちゃうわ!!」
「あ、コウセイさん。俺もお兄様って呼んでもいいっすか!」
「おぉぉ、ナツ! 勿論だとも! でも何でだ?」
「だってハヤトさんがコウセイさんを兄ちゃんと呼ぶなら、俺にとってのハヤトさんはラブカルでの兄ちゃんみたなものだから、そうしたらハヤトさんの兄ちゃんのコウセイさんは俺の兄ちゃんですよね!」
「う、うん……ナツ、言いたいことは解るけどさ、説明くどいよ。そしてお兄様じゃなくなってんぞ~」
「な、何恥ずかしいこと言ってんだよ……ナツ」
「そんなこと言いつつ、物凄く嬉しそうな顔をしていますね……ハヤト」
「今まで無口だったくせに、このタイミングでいきなり口出ししてこなくてもいいだろ。扇子マニア!」
「おい、ハヤト! 上司に向かってなんて言い草を!」
「扇子……マニアとな」
パシィィィ――――ンッ!
ガラスにヒビでも入ったような、硬質的な音が聞こえてきた。
「なぁ~オッサン。まだヤナセのレッスン、終わんねえの?」
「おいハヤト! 毎回オッサン、オッサン煩いぞ。せめてお兄様とか呼べないのかよ」
「はっ? お兄様なんてキャラじゃないだろオッサン!」
「ふふん、お前長男だったよな~。だからお兄様と呼ぶのが照れ臭いんだろう~。良いんだぜ俺の胸に飛び込んできても」
「きっしょ! 単に『ぎゅうぅぅ』出来れば誰でも良いんだろう。変態コウセイ!」
「変態ちゃうわ!!」
「あ、コウセイさん。俺もお兄様って呼んでもいいっすか!」
「おぉぉ、ナツ! 勿論だとも! でも何でだ?」
「だってハヤトさんがコウセイさんを兄ちゃんと呼ぶなら、俺にとってのハヤトさんはラブカルでの兄ちゃんみたなものだから、そうしたらハヤトさんの兄ちゃんのコウセイさんは俺の兄ちゃんですよね!」
「う、うん……ナツ、言いたいことは解るけどさ、説明くどいよ。そしてお兄様じゃなくなってんぞ~」
「な、何恥ずかしいこと言ってんだよ……ナツ」
「そんなこと言いつつ、物凄く嬉しそうな顔をしていますね……ハヤト」
「今まで無口だったくせに、このタイミングでいきなり口出ししてこなくてもいいだろ。扇子マニア!」
「おい、ハヤト! 上司に向かってなんて言い草を!」
「扇子……マニアとな」
パシィィィ――――ンッ!
ガラスにヒビでも入ったような、硬質的な音が聞こえてきた。