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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
ひぃ! 今のは、ハナブサの扇子の音だよね?
何が起きているの――――!!
驚きに小さく肩を震わせた私に、ヤナセは楽しそうに囁く。
「クス……待ちくたびれているようですね」
「はぁ~」
どんなことがあろうとも、この人が動じることはないのかもしれない。
それはとても、心強いことかもしれないけど、反面ヤナセの動揺するところを見てみたい気がする――――。
そんなこと出来る人、居るのかな?
ラウンジの傍まで来たが、四人のコント? はまだ続いていた――――。
「な、なんだよ……」
「確かに……私は扇子マニアです。扇子愛好家、扇子収集家、扇子職人、扇子デザイナー、アイラブ扇子です。世界扇子愛好家連盟会長……」
「分かった! 分かったよ! 俺が敢えて言うまでもなかったってことだろ!」
パッシン――――!
閉めの一振りの如く、小気味よい音が響いた。
「左様です」
「すげ~ハナブサ……意味不明な扇子肩書で、小生意気にハヤトを降参まで持っていくなんて、こんな荒業普通、恥ずかしくて使えないぜ」
「くっそ……やっぱりムカつく、変態集団四天王」
「流石っすね! 俺も頑張って、ラブカル変態王になるっす!」
「ナツ、目標が間違っていないか?」
「勝手にしろ!」
「志高きことは善きことかと……おや? ヤナセたちがお帰りになったようですよ」
コントにオチが付いたところで、私とヤナセもラウンジに到着した。
何が起きているの――――!!
驚きに小さく肩を震わせた私に、ヤナセは楽しそうに囁く。
「クス……待ちくたびれているようですね」
「はぁ~」
どんなことがあろうとも、この人が動じることはないのかもしれない。
それはとても、心強いことかもしれないけど、反面ヤナセの動揺するところを見てみたい気がする――――。
そんなこと出来る人、居るのかな?
ラウンジの傍まで来たが、四人のコント? はまだ続いていた――――。
「な、なんだよ……」
「確かに……私は扇子マニアです。扇子愛好家、扇子収集家、扇子職人、扇子デザイナー、アイラブ扇子です。世界扇子愛好家連盟会長……」
「分かった! 分かったよ! 俺が敢えて言うまでもなかったってことだろ!」
パッシン――――!
閉めの一振りの如く、小気味よい音が響いた。
「左様です」
「すげ~ハナブサ……意味不明な扇子肩書で、小生意気にハヤトを降参まで持っていくなんて、こんな荒業普通、恥ずかしくて使えないぜ」
「くっそ……やっぱりムカつく、変態集団四天王」
「流石っすね! 俺も頑張って、ラブカル変態王になるっす!」
「ナツ、目標が間違っていないか?」
「勝手にしろ!」
「志高きことは善きことかと……おや? ヤナセたちがお帰りになったようですよ」
コントにオチが付いたところで、私とヤナセもラウンジに到着した。