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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「なっ!」
「え?」
「わぁぁぁ!」
「おぉ!」
「パッシン!」
ヤナセの突然の発言と行動に、私とハヤトが驚いたのは勿論、他の三人もそれぞれ反応している。
いつもの優しい笑顔とは違って、絶対的なオーラを放って微笑むヤナセに、負けじと睨むハヤトの表情は悔しそうだった。
ハヤト――――どうするんだろう?
唇を噛んで黙っているハヤトに、ヤナセは悠然と問い掛ける。
「待ちくたびれた……だろう? ならマッサージも、私がやろうか? それとも……」
「俺が!」
ヤナセの振りに、コウセイがここぞとばかりに立ち上がった。
「ナツに……代わるか?」
「えぇぇ! 俺っすか!」
「はぁ~? ありえね~し!」
「てか、俺は無視かよ!」
「パッシン!」
――――コウセイは、元より違ったようだ。
扇子の音が響いた後の沈黙――――。
「で……どうすんだ?」
「は?」
ヤナセがハヤトに再び問い掛ける。
「有り得ないんだろ? 自分でやるのか……やらないのか?」
「っ!! たく、相変わらず底意地が悪いな!」
ヤナセの真意が分かったハヤトは、悪態をつきながらもホッとした様子だった。
「失敬な……」
そう囁きながらもヤナセは楽しそうにソファーから立ち上がり、ハヤトに場所を譲る。
今のは確かに、ちょっと意地悪だよね。
やっぱりヤナセは『ハイパー・ドS』だな――――。
二人のやり取りを見守りながら、心の中で呟いてしまった。
「え?」
「わぁぁぁ!」
「おぉ!」
「パッシン!」
ヤナセの突然の発言と行動に、私とハヤトが驚いたのは勿論、他の三人もそれぞれ反応している。
いつもの優しい笑顔とは違って、絶対的なオーラを放って微笑むヤナセに、負けじと睨むハヤトの表情は悔しそうだった。
ハヤト――――どうするんだろう?
唇を噛んで黙っているハヤトに、ヤナセは悠然と問い掛ける。
「待ちくたびれた……だろう? ならマッサージも、私がやろうか? それとも……」
「俺が!」
ヤナセの振りに、コウセイがここぞとばかりに立ち上がった。
「ナツに……代わるか?」
「えぇぇ! 俺っすか!」
「はぁ~? ありえね~し!」
「てか、俺は無視かよ!」
「パッシン!」
――――コウセイは、元より違ったようだ。
扇子の音が響いた後の沈黙――――。
「で……どうすんだ?」
「は?」
ヤナセがハヤトに再び問い掛ける。
「有り得ないんだろ? 自分でやるのか……やらないのか?」
「っ!! たく、相変わらず底意地が悪いな!」
ヤナセの真意が分かったハヤトは、悪態をつきながらもホッとした様子だった。
「失敬な……」
そう囁きながらもヤナセは楽しそうにソファーから立ち上がり、ハヤトに場所を譲る。
今のは確かに、ちょっと意地悪だよね。
やっぱりヤナセは『ハイパー・ドS』だな――――。
二人のやり取りを見守りながら、心の中で呟いてしまった。