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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「ぶっ!」
「はぁ~? なんちゅう会話してんだよ……」

否応なしに聞こえてくるコントのようで真剣な会話に、ハヤトですら苦笑いしている。

イケメン揃いなのに、お茶目な部分も見せられたら、勝てっこない――――。

だから卒業をするのが――――寂しい。

本当はそんなこと思っちゃいけないんだろうけど、理性とは逆に気持ちが溢れてきてしまう――――。

「……っ」
「おい、どうした?」

寂しさに胸が詰まりそうになっていると、僅かな異変にハヤトが気付いてしまった。

俺様なくせに、何でこういう時に察しがいいのよ――――。

「あ……ちょっと、眠たくなって……」

「ふぅん。まぁヤナセに、とことんやられただろうから、疲れもするよな。これだから変態四天王連中は厄介だぜ」

「四天王……」

ラブカルの『伝説』――――四天王だ!

そうだ、前のレッスンでコウセイが言ってたじゃない。
毎回ハイレベルなレッスンだったせいで、頭が働いていなかった。
確かあの時、中々会えないって聞いていたような――――。
ヤナセ、ワタリ、ホズミ――――三人が、そのレジェンドなんだ!

続いた三人レッスンを思い返すと、物凄く納得がいった。

そして、あと一人の存在が凄く知りたい――――。

「ねぇハヤト。残り一人の四天王って……」

「は? あぁ、ハナブサだよ。今回、あんたのレッスン担当には入っていなかったけど、多分四人の中で一番変態プレイかもな」

「一番……変態?」

レジェンド組のレッスンは、ちょっと色々とハードではあったけど、変態プレイだったとは思わない。

ヤナセのお医者さんプレイは内容はともかく――ありと言えばありだろうし。

『一番変態』と言われるハナブサのプレイは、どんなレッスンなのか――――変態プレイをしたい訳じゃないけど、ここまで来たら体験してみたいような気もする。

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