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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
マッサージをすると好転反応で、怠くなる。
レッスンでそれなりに疲労していることをハヤトは渋々ながらも考慮していた。
それでも腰と肩、ふくらはぎなど軽くマッサージして貰っただけで、気持ち良い。
「ほらよ。待ちくたびれたから、今日はこれくらいで終わりだ」
余計なことを言わずに終わらせればいいものの、敢えて口悪く言ってしまうのが勿体ない。
でも大人しいのも、物足りないのかも――――と思わせてしまうのが、ハヤトのキャラである。
「うん、ありがとう。スッキリしたわ」
「あ、そう」
ハヤトはマッサージするのに腕まくりしていた、シャツの袖を戻しながら、愛想なく言葉を返すと茶道組の方に視線を移した。
「おいっ! 終わったぞ! 受付のおっさんたち!」
明らかにハヤトより目上のハナブサとコウセイに『おっさん』呼ばわりをするハヤトは怖いもの知らずである。
内心ヒヤッとしてしまうが、『おっさん』と呼ばれた当の本人たちは特に気にした様子もなく抹茶を飲んでいた。
呼ばれた受付組の代わりに、いち早く反応した講師が一名――――。
「終わったっすか~! お二人ともお疲れ様っす。抹茶ラテ、用意しますね!」
その講師、ナツ――――はやたらテンション高めで、かき氷みたいにこんもりと膨れ上がったクリーミーな緑の泡を私たちに見せて目を輝かせている。
レッスンでそれなりに疲労していることをハヤトは渋々ながらも考慮していた。
それでも腰と肩、ふくらはぎなど軽くマッサージして貰っただけで、気持ち良い。
「ほらよ。待ちくたびれたから、今日はこれくらいで終わりだ」
余計なことを言わずに終わらせればいいものの、敢えて口悪く言ってしまうのが勿体ない。
でも大人しいのも、物足りないのかも――――と思わせてしまうのが、ハヤトのキャラである。
「うん、ありがとう。スッキリしたわ」
「あ、そう」
ハヤトはマッサージするのに腕まくりしていた、シャツの袖を戻しながら、愛想なく言葉を返すと茶道組の方に視線を移した。
「おいっ! 終わったぞ! 受付のおっさんたち!」
明らかにハヤトより目上のハナブサとコウセイに『おっさん』呼ばわりをするハヤトは怖いもの知らずである。
内心ヒヤッとしてしまうが、『おっさん』と呼ばれた当の本人たちは特に気にした様子もなく抹茶を飲んでいた。
呼ばれた受付組の代わりに、いち早く反応した講師が一名――――。
「終わったっすか~! お二人ともお疲れ様っす。抹茶ラテ、用意しますね!」
その講師、ナツ――――はやたらテンション高めで、かき氷みたいにこんもりと膨れ上がったクリーミーな緑の泡を私たちに見せて目を輝かせている。