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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
若しかして、あの山もりの泡を出してくれるのかな?
ナツには申し訳ないけど、泡はもういいかな~。
「あ、ナツ……私さっき飲んだから、もうお腹いっぱいかも~」
折角張り切っているナツを傷つけないように、当たり障りなく断ってみるが、案の定ナツは大口を開けてショックと言わんばかりの表情になった。
「そう……ですか」
広い肩幅を思いっきり落としてシューンと項垂れるナツは、大型犬が悲しんでいるみたいで可哀そうになる。
うぅ――ここは無理してでも、泡くらい飲むべきかしら。
レッスン終わるまでずっと、待っていてくれたんだし――――。
「えっと……やっぱり頂こうかな~! 凄くクリーミーそうだし!」
「マジっすか! 直ぐに用意しますね!」
自分でもちょっと何を言っているんだか分からない言葉だったが、その一言でナツは一瞬にして元気になった。
あぁ――仕方ないよね。
でもナツは嬉しそうにしているし、私のためにしてくれているんだもの――――。
軽くお腹を摩りながら、ナツ特性あわあわ抹茶ラテ待ちをする。
数分後――――想像通り泡が盛られたカップをナツが満面の笑顔で持ってきた。
「お待たせしたっす~! 特性抹茶ラテでっす! 泡のキメも三種類あって、層になっているっす!」
「そ、そうなんだ……」
「うわぁ~! 上手いっすね! 嬉しいっす!」
はい? 何が――――?
ナツが照れているのを不思議に思いつつ、恐る恐るカップに手を伸ばしていくと――――
「失礼、致します」
突如、横から手が伸びてきた。
ナツには申し訳ないけど、泡はもういいかな~。
「あ、ナツ……私さっき飲んだから、もうお腹いっぱいかも~」
折角張り切っているナツを傷つけないように、当たり障りなく断ってみるが、案の定ナツは大口を開けてショックと言わんばかりの表情になった。
「そう……ですか」
広い肩幅を思いっきり落としてシューンと項垂れるナツは、大型犬が悲しんでいるみたいで可哀そうになる。
うぅ――ここは無理してでも、泡くらい飲むべきかしら。
レッスン終わるまでずっと、待っていてくれたんだし――――。
「えっと……やっぱり頂こうかな~! 凄くクリーミーそうだし!」
「マジっすか! 直ぐに用意しますね!」
自分でもちょっと何を言っているんだか分からない言葉だったが、その一言でナツは一瞬にして元気になった。
あぁ――仕方ないよね。
でもナツは嬉しそうにしているし、私のためにしてくれているんだもの――――。
軽くお腹を摩りながら、ナツ特性あわあわ抹茶ラテ待ちをする。
数分後――――想像通り泡が盛られたカップをナツが満面の笑顔で持ってきた。
「お待たせしたっす~! 特性抹茶ラテでっす! 泡のキメも三種類あって、層になっているっす!」
「そ、そうなんだ……」
「うわぁ~! 上手いっすね! 嬉しいっす!」
はい? 何が――――?
ナツが照れているのを不思議に思いつつ、恐る恐るカップに手を伸ばしていくと――――
「失礼、致します」
突如、横から手が伸びてきた。