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ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
その手はカップを持ち上げ、一瞬にしてあわあわ抹茶ラテを口の中に吸い込んでいく。
「えっ!?」
「あぁっ!!」
正に――――あっという間の出来事である。
そして彼の口の周りには、緑色の泡髭が出来上がった――――。
「泡立てが、今一歩足りませんね」
折角の傑作を一気飲みされた上に駄目出しまでされたナツは、涙で潤んだ目で先輩講師を凝視する。
「わぁ~ん! 酷いじゃないっすかぁぁぁ! ハナブサさん!」
「まだ一人前にキメ細かな泡が立てられぬ内は、抹茶を語るには百万年早い」
「百万年って、俺そんなに生きられないっすよぉぉぉ!」
突っ込むところ、そこなの!?
なんて、思わずナツに突っ込みを入れそうになったが――――ここでハナブサが乱入してくるとは予想外だったわ。
唖然として私もハナブサを見詰めると、眼鏡のレンズの奥に光る切れ長の黒曜石の瞳と、口元のお抹茶泡髭のミスマッチ具合に、吹き出しそうになるのを必死で堪えた。
それも、凄く真顔なんだもの――――。
『一番変態プレイかもな』――――ふと、さっきのハヤトの言葉を思い出す。
確かに――もしこんな感じでレッスンをされたら、別の意味で魂が抜かれそうな気がしてしまう。
「えっ!?」
「あぁっ!!」
正に――――あっという間の出来事である。
そして彼の口の周りには、緑色の泡髭が出来上がった――――。
「泡立てが、今一歩足りませんね」
折角の傑作を一気飲みされた上に駄目出しまでされたナツは、涙で潤んだ目で先輩講師を凝視する。
「わぁ~ん! 酷いじゃないっすかぁぁぁ! ハナブサさん!」
「まだ一人前にキメ細かな泡が立てられぬ内は、抹茶を語るには百万年早い」
「百万年って、俺そんなに生きられないっすよぉぉぉ!」
突っ込むところ、そこなの!?
なんて、思わずナツに突っ込みを入れそうになったが――――ここでハナブサが乱入してくるとは予想外だったわ。
唖然として私もハナブサを見詰めると、眼鏡のレンズの奥に光る切れ長の黒曜石の瞳と、口元のお抹茶泡髭のミスマッチ具合に、吹き出しそうになるのを必死で堪えた。
それも、凄く真顔なんだもの――――。
『一番変態プレイかもな』――――ふと、さっきのハヤトの言葉を思い出す。
確かに――もしこんな感じでレッスンをされたら、別の意味で魂が抜かれそうな気がしてしまう。