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花魁〜OIRAN〜
第16章 迷い
「ひ…うぐぅ」

夕霧は腰を引き逃げようとしたが馬鹿力の佐平次に両の脚をしっかりつかまれ、男根に奥まで突かれ釘で刺されたように動けない。

何度も何度も突かれ、しばらくすると今度は身体を裏返され後ろからも突きまくられた。

「おお…しまる。まさに名器だ。」

佐平次は気が狂ったように夕霧の腰にイチモツを打ちつけ続けた。

(噂なんざ当てにならねえと相場は決まってるが、こ、こいつはすげぇ…とろけそうにいい女だぜ)

佐平次は存分に夕霧を味わった後、置き土産のように夕霧の中に放出し果てた。

「…ううっ」
夕霧の目隠しの隙間から涙がこぼれていた。

佐平次はその涙を見た瞬間、この美しい花魁の顔にこの上傷をつけるなどという事が到底できないと気づいたのだった。

嫉妬深い桔梗にどんなに責められるかゾッとしたが…
そんなことより、もはや佐平次は夕霧に心を奪われ、逃げる
ことも忘れ夕霧のぐったりした姿を眺めるのだった。

「すまねぇ…」

はっとわれにかえった佐平次は、慌てて夕霧の部屋から夜の町へと音も立てずに走り去って行った。
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