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第7章 終わらぬ夜

いっそ気を失ってしまいたい。とお咲はなんどもそう思った。

池田屋はまだ男を受け入れたことのないお咲のその部分を地ならしするかのように、太い人差し指をそろそろと抜き差しした。

「い…痛い…」

「最初だけじゃ。我慢しておれば誰よりもいい想いをさせてやるぞ。」

池田屋はそうささやくと、指の動きを止め、その変わりに脂でぬらぬらした口をいきなりお咲のそこに近づけ吸い付いた。

（…いゃああっ）

そしてお咲の花びらの周囲を念入りにねぶった後、そのうち側に舌をぐっと差し込んだ後、ヌチャヌチャといやらしい音を立てながら何度も舌を前後させる。

「ふふふ。身体は正直じゃ。お前の中からも甘露がにじんできとる。うまいうまい。」

お咲は、嫌悪感で一杯なはずなのに、汚ならしい池田屋に辱かしめられて反応してしまったらしい自分の身体を憎んだ。

（でも…オラ…いやあちきはもう遊女なのだ。どんなに嫌でも旦那たちを喜ばせるしか生きる道はない。）

「ほほう。どんどん溢れてきたぞ。なんと始めから正直な身体じゃ。お前は、遊女になるために生まれてきた女じゃ。」

池田屋は舌先でお咲の花びらの先端のまだ小さな蕾をつついた。

「あひっ…」

始めての強烈な刺激にまたお咲は声を立てた。