この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
unbalance
第22章 本心



 ハードルを下げるとかじゃなく、苦手なのは本当だった。

苦しいし、不味いし、疲れるし、なんかおなか壊しそうな気がするし。
今までの恋人にも、頼まれない限りしなかった。

自分からすると言ったのはこれがはじめてだ。



 それでも、今日ばかりは仕方がない。
自分がどうこうされる前に、相馬をどうこうしてしまえば、これ以上醜態を晒さずに済む。



「い……いくよ」



 いきなり咥えるのは憚られて、まずは舌をちょっと出して、先っぽを舐めてみる。
ねばねばの液が糸を引いた。
これは私の唾液じゃない。



 ……期待するなって言ったのに。



 少し、ほんの少しだけ――嬉しい、と思ってしまう。
そんな自分にまったく呆れる。

自分に言い聞かす。男ってこういうもんなのだ。相手が女なら誰でも、好きな子じゃなくてもこうなるのだ、と。



 飴を舐めるように先っぽをちょっとだけ口に含んでちゅっと音を立てて離す。

先端の出っ張った部分のまわり、くびれたところを舌でなぞり、それから裏側に、先っぽから根元まで一直線にキスをして、その下の柔らかい房にも一段と優しく気遣いながらキス。


/264ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ