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第24章 服



 足先から頭のてっぺんまで、全身にびりびりとした感覚が行き渡って、狭い洗面台にへたりこみそうになる私を、相馬が支える。

ぐ、と体を起こされて、真正面の鏡が視界に飛び込む。
自分の姿を見たくなくて目を泳がすと、鏡の中の相馬と、目が合った。

「大丈夫?」

 大丈夫、じゃ、ない。



「悪い。ちょっと我慢してて」

 相馬がそのままの格好で奥を突く。
眉間に皺を寄せて、必死で腰を打ちつける相馬の姿を、鏡越しに見つめていたら、現実の相馬に無理やり後ろを振り向かされた。
下は繋がったまま、相馬が首を伸ばして私の口に舌を差し込む。



 ぐちゅぐちゅと水音が鳴り、そのたびに、脳の髄を雷のような刺激が貫く。
私の口からだらしない声が漏れる。相馬は私を痛いほど抱き締めて、

「霧野、霧野っ」

 相馬の声は、呟くように小さくて、でも私の口の中で囁かれては、聞こえないわけがなかった。



「好き……っ」

 耳を疑った。


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