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第24章 服



焦りと恥ずかしさで目を白黒させているあいだに、相馬は手早く私のブラウスと、キャミと、ブラを取り払った。

「綺麗だよ」

 相馬が汗で湿った私の背中にキスをして――柔らかく抱き締める。

汗ばんだ二人の素肌がくっついて、もうそれだけで、じんわりと幸福感が染み渡る。
相馬が左手で、私の右胸を優しく包む。

 右手は、下に降りていく。もう一度、蜜口を撫でる。



「霧野」

 相馬の胸が私の背中に密着する。
相馬が私の耳たぶにそっと口を当てて、静かに言う。



「入れるよ」

 優しい囁きなのに、ぞく、と背筋が震えた。

 そこそこの大きさのものが、入り口にあてがわれた。
そのまま、穴を押し広げるように入ってくる。

「……っ……ぅあ……っ」



 苦しい、やっぱり、この格好。
仰向けより足を広げられないからか、身体を支えなきゃいけないからか。
前回よりキツい気がするし、刺激が強い気がする。

私は咄嗟に洗面台にしがみついて逃れようとするけれど、結局洗面台と相馬の身体に挟まれて、逃げ道を奪われる。



「霧野、どう? 気持ちいい?」

 だ、だから、わかんないって!



 と言う余裕もなく、はくはくと口を開けて一生懸命酸素を吸う。
そのあいだにも、相馬はゆっくりと奥まで腰を進める。



 あ、も、だめ……、


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