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第37章 お預け



 私に寄り添うように寝そべって、私の顔を覗き込みながら、相馬がそっと私の足の間に手を触れる。
とろ、と相馬の指が蜜をすくって、塗り広げた。

「もうこんな濡れてる」

「ごめんなさ、」

「嬉しい」

 ベッドを汚してしまうのに、相馬が本当に嬉しそうにそう言うから――ますます溢れてしまって、



「気持ちいい?」

 目をぎゅっと瞑って、恥ずかしさを押し殺して頷くと、相馬は、いい子、とでも言うように私の頭を撫でた。




 相馬の指が、敏感な芯をとらえる。

固く閉じていたはずの唇から声が漏れ出て、そしてその唇を、相馬のあいたほうの手の指が襲う。

口の中に親指を突っ込まれ、本能的に口をすぼめて舌を添わせてしまう。
ちゅぱちゅぱと音をさせながら、相馬の指が出し入れされる。



逃げられたくなくて喉の奥まで咥えて吸うと、可愛すぎ、と切羽詰まったような声が聞こえて、差し込まれていたものが指から舌に変わった。


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