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unbalance
第37章 お預け

「すき……っ」
無力にも期待に震える小さな芽を虐めながら、
「エッチなことが?」
わかってるくせにっ!
「そーまが! すきっ!」
私の耳元で囁く言葉は、
「俺も、好きだよ」
――もう、相馬に好きって言ってもいいんだ、
うれし、い……あっ……だめ……っ!
快感が、どっと押し寄せてきて、相馬の肩を掴んだままの私の手に力がこもった。
「あ、ぁあ……っ!」
なに、これ……っ、
「イッていいよ」
これまで経験したことのない強い快感に、目の前が真っ白になる。
内側から溢れ出る多幸感に溺れそうになりながら、私は達した。
視界が真っ白になって、気づけば意識を失っていた。

