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unbalance
第39章 熱



「ん……っ、いれ、るんじゃないの」

「慣らさないと駄目だろ」

 もう、さっき、したじゃない。



 相馬の指がゆっくりと入ってくる。

「痛くない?」

「ん……」

「大丈夫そうだね」



 相馬がほっとした顔をする。
その額には汗が浮かんでいる。
そのままゆっくりと、本当にゆっくりと、指を出し入れする。



「気持ちいいとこあったら教えろよ」

 ……その言葉に従える自信はなかったので、顔を反らす。
相馬が私の中で、指をくちゅくちゅと動かし始める。


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