この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
unbalance
第39章 熱

「俺の名前、そんな恥ずかしい?」
名前が恥ずかしいわけないけど!
「だって、きゅうに……っ」
「お願い」
相馬が眉を八の字にして、乞うように私を見つめるから――
「お願い、美愛、」
「ゆ――優人、」
私の中で、相馬のそれが、大きくなった気がした。
「あっ……」
「美愛、美愛……っ」
がしがしと、奥を何度も突かれて、
「ごめん、激しくして、」
呼んだらとまってくれるんじゃなかったの、という言葉が出ない。
もう、ただ声だけが、相馬の動きに合わせて口から漏れていた。
「あ、あ……っ」
だめ、も、限界、たすけて、
「出すよ……っ」
相馬が一際強く奥を圧して、そこで動きを止めた。
私の中で、彼が小さく震えている気がした。

