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unbalance
第39章 熱

相馬の腰の動きに合わせて漏れる嬌声を、こらえていることしかできなくて、
何度か迫った、限界、に、また、
言葉で訴えることができなくて、私は重ねられていた相馬の指をぎゅっと握った。
「な、に?」
相馬の吐息交じりの声に、またきゅんと締まる。
「も、そーま、」
「違うでしょ」
「ゆうと、」
すんなり名前が出たのは、躊躇している場合じゃなかったから。
「おくっ」
一生懸命に後ろを振り返って、涙目で訴える。
相馬が私の顔を覗き込む。
ちゅーしてほしくなる、
「奥?」
もっと、おくのほう、さっきみたいに、

