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unbalance
第39章 熱

だめ、今イッてるのに、相馬が容赦なく腰を打ちつけて、絶頂の最高点を上書きしていく。
息、できない、
しんじゃう、とまで思ったところで、ようやく相馬が止まった。私の中で果てながら、
「……ごめん」
……いいの、相馬がしたいようにすれば、とさすがに言えないほど、今のは――
「気持ちよすぎた」
相馬が中身をずる、と抜く。
「あと、美愛が可愛すぎた」
私を仰向けに横たえて、私の目を見ながら、慣れた手つきで中身の入ったコンドームを外す。
「次はイくときの顔見たい」
「……は!?」
新しいゴムを開封する相馬は、出したばかりだと言うのに、完全に獲物を狩る肉食獣の目をしていた。
あ、これ、逃げられない、と悟った。

