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unbalance
第39章 熱

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それからはもう、闘いだった。
何度でもイかせようとする相馬との、闘い。
暴力的な快感との、闘い。
どんどん声が大きくなるのを抑える闘い。
痙攣する体を何度も何度も叩き起こされて、相馬も何度も達しては、何度も新しいコンドームを出した。
これで最後、と思えど思えど、相馬はまだ元気で、もう一回、と男根を固くした。
「も、むり、」
「大丈夫、いけるって。頑張れる子だもんな」
何言ってんの!!
それでも結局抵抗できなくて、前から後ろから突かれて、敏感なところもそうでないところも、恥ずかしいところもそうでないところもぜんぶ舐め回されて、イっているところに更に絶頂を重ねられて、何が何だかわからなくなっているうちに、また快楽を叩き込まれる。
カーテンの裏が薄明るくなってきて、遠くでバイクの音が聞こえたところまでは意識があった。
はっと気づくと、独りベッドで寝ていた。

