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unbalance
第40章 泡

ぎりぎりまで渋りながら、身構えながら、相馬と洗面所に入った。
相馬はさっさと自分だけ上半身裸になって、自分からハンドタオルで目隠しをした。
「これはこれで興奮するな」
いちいち言わないでいいから。
「相馬、さっきお買い物行く前にお風呂入ったんでしょ……?」
「うん」
相馬はしれっと肯定して、手探りで私の体に触れた。
「はい、ばんざいしてー」
両手を上げると、相馬の大きめのTシャツをするりと脱がされた。
「素直~」
しまった、従っちゃった――なんて、今さら思う。
「何もしないよね!?」
「しないしない」
目が見えていないはずの相馬に背中を預けるようにしながら、裸にさせられる。

