この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ココロのアナ
第7章 満たされないキモチ
ベットに横になり
知らないうちに眠りにつく。
気づけば朝だ…
隣に旭はいなかった。
リビングに向かうと
朝食を作る旭がいた。
なぜかホッとする自分が嫌になる…
あの日部屋を出ると旭はいなかった。
虚しさが残った事があったからだろう…
「おはよ
もうできるから待ってて
スーツも貸すから」
手際よく皿を並べコーヒーを入れる。
案外家庭的なんだな…
部屋も綺麗にされているし…
ただ掃除機はかけないんだな
なぜなら床に這い回る自動掃除機。
ル○バとかってやつが
朝から忙しそうに稼働している。
知らない部分が見れて
なんだか嬉しくなった。
「どーぞ。あるものしか無いから
適当だけど、口にあえばいいな」
ワンプレートにサラダ、オムレツ、ベーコン…
ジャムが塗られたトースト…
こんな朝食何年ぶりだよ…
「毎日やってるのか?」
「大体ね…
一人暮らし長いからこれぐらいは」
それ以上語らず
お互い静に朝食を食べる。
「修…スーツ着る前にやることあるよね?」
手にはプラグが用意されていた。