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第8章 約束

金曜日ー


就業間際MAILが届く
きっと旭だろう…

液晶に映る名前は

《渚》


あぁ…約束してたよな。


仕事終わりそう？
ロビーに居るからねー


今日から週末は旭の家に行く予定だ…。
参ったな…
でも前もって約束してたから断りにくい


しょうがない…
旭には遅くなると連絡して
渚と別れたら向かうか…。



ロビーに向かいながらMAILをうつ。
すぐに返信はきた

《旭》

別にいいよ
飲んでくるなら潰れずにきて
酔っ払いは相手にできない




旭も会社員だけあって
付き合ってものを知っていて助かった。



ロビーで待つ渚が手を振り近寄る…



「ぢゃぁ…いきますかー」



この後何が起こるかも知らずに。