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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第8章 淡路島2泊3日の旅 1日目

玉ねぎ3つをホイル焼き用に
下拵えをして。残りの玉ねぎは
アクアパッツァに1玉使おうかって
そんな話をして、アクアパッツァに
入れる分として玉ねぎをカットする。

『ごめんね、巴さん
お客さんなのに準備して貰って…』

確かに今回は人数が多いから
アクアパッツァも沢山居るなぁって
そんな風に考えていたんだけど。

『アルト、何かする?
外のコンロの用意したらいい?』

案内をしていた來翔さんも
戻って来て妹と交代したので。
港斗君がそう声を掛けに来て。

小林君と、來翔さんと
孝明さんと、港斗君はテラスの
バーベキューコンロの火起しを
しに行って。火起し出来たら
そのまま焼いてくれるみたいで。
もう外で、あわじびーるの瓶で
乾杯して…飲みながら火起しの
スタイルで…行く感じ…みたいだ。

美咲さんが私はどうしようって
そんな不安そうな顔をしていたから、
妹が退屈するだろうから
妹の話し相手になって貰う事にして。

今日釣ったお魚は、3枚卸の
状態にして貰ってるから、
美咲さんのご主人の大樹さんが
今日釣ったお魚達をお刺身にしてくれて。

『今日のお魚さん達
美味しそうですねぇ~』

大樹さんも葵ちゃんが
嬉しそうにニコニコしながら
柵を刺身にして行くのを見ているから。
嬉しそうに…、色々と話をしながら
ドンドンと魚を捌いて行っていて。
葵ちゃんも、それに拍手をして
こう…おだてるのにしてるんじゃなくて
素直なリアクションだから、
大樹さんも…嬉しそうな感じで。

ちょっと気になったから
妹と話をしている美咲さんの方を
巴はちらっと見たけど。
話に夢中でこっちには
気が付いていない様子だった。

『流石ですね、美原先生。
普段から捌いてる人は
やっぱり手際の良さが違いますね』

『いやいや、ここの
包丁が…良い包丁だからだよ。
私の腕なんて…大したことないさ…』

有翔さんはアクアパッツァを
途中で私か誰かに見て貰って
自分が捌くつもりにしてたから
助かったと大樹さんに言っていて。

大樹さんが、福寿や仙介
黒松剣菱を…皆で飲む様にって
女性にはこれをと…
凄い綺麗なブルーの瓶の
ラベルにシルバーのドラゴンが
箔押しみたいになった瓶を出してくれて。

『わぁ~、そのお酒
凄い綺麗な色の瓶ですねぇ~』


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