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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第17章 2024年10月8日~11日
テーブルの中央にセットした
ホットプレートを眺めながら
巴はそんな事を考えていて。
ガチャガチャと玄関の方から
鍵を開ける音がして
旦那さんが帰って来たみたいだった。
『巴、ただいま帰りましたよ』
「お帰り、港斗。
手洗って、着替えて来てね」
『今日お好み焼きですか?』
「ううん、焼きそばだよ。
お好み焼きが食べたいんだったら
明日晩御飯、お好み焼きにしようか?」
手を洗って、ラフな部屋着に着替えて
彼がリビングに戻って来て。
最後の仕上げやりたいと言うので
ソース絡める仕事は…彼にお願いして。
アツアツの焼きそばを頂きながら
缶ビールで乾杯をして。
ビールを飲みながら、
マヨネーズチーズ焼きにした
椎茸を…中華風わかめスープも頂いて。
『ホットプレート…良いですね、
今度、ちょっといい肉買って来て
家で…ふたり焼肉しましょうよ…巴』
「明日のお好み焼きは
モダン焼きみたいなのでいい?
そばは無い方がいい?
キャベツたっぷりの
山芋入りの方が好き?」
『あ~、どっちも良いですねぇ…。
モダン焼きも好きですし、
山芋焼きも…好きですし…。
主成分キャベツじゃんって位に
キャベツなキャベツ焼きも好きですよ』
どっちもって言いながら
3つに分解したな…この人。
「まぁ…全部…美味しいって事ね…」
『あれも好きですよ、オムそば』
「はいはい、オムそばね…
ちょっと待てて、玉子取って来るから」
『え?巴ッ、それって
オムそばにしてくれるって事ですか?』
「うん、だってホットプレートだし
薄焼き卵焼くだけだよ?玉子あるし…」
冷蔵庫から玉子を2個取り出して
お椀に入れて、溶き卵にして…
ホットプレートから
焼きそばに退いて貰って。
溶き卵を流して薄焼き卵を焼いた。
焼けた薄焼き卵で
焼きそばを包めばオムそばが
完成する訳なんだけど。
それだけの事で、嬉しそうにしてて
美味しそうにオムそばを食べてくれるから。
『巴ッ、美味しいです!オムそば』
「うん、それだけ喜んでもらえたら
玉子焼いた甲斐がありまくりだよ…」
お夕飯の後は、彼がホットプレートを
綺麗に洗って片付けをしてくれて。