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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第17章 2024年10月8日~11日
軽く予備洗いした食器を
食洗器の中にセットして。
旦那さんがデロンギの
コーヒーメーカーで
淹れてくれたコーヒーを
リビングの特大カウチソファで
ゆったりと寛ぎながら。
お風呂のお湯張りを待っている
何時ものこの時間が、
1日の中でも好きな時間。
もたもたと…隣に座って
寛いでいる彼の身体に自分の
身体を預けて。葵ちゃんとか
妹とかとLINEのやり取りをする。
彼は彼で、テレビでYouTube見たり
ネットニュース見たりしてて。
『最近…こう…有名人の訃報の
ニュース多いですよね』
確かにこの所、訃報のニュースが
多い様な気がする。
『寂しくなりますよね…、
テレビでおなじみの顔が
見れなくなったりとか、
声が聞けなくなったりするのは…。
巴は…僕より先に死なないで下さいね?』
そう言いながらよしよしと
こっちの頭を旦那さんが撫でて来て。
「でっ…でも…、最近多い
闇バイトみたいなので
押し入り強盗…と…かに
殺されちゃう…とかも…、今は
関東ばっかりで集中してるけど
関西でも起こらないとも限らないし…」
『まぁ…そうなんですけどね…、
地震とか…水害みたいなのもありますし
病気とか交通事故だてありますから。
寿命を全うできるかなんて、
その人本人にもね…どうにもできませんし…』
自分が死ぬ時がいつとか…
なんで死ぬかとか…って
全然想像もできないし
こう…漠然とし過ぎてる感じで。
『ああ、すいません巴。
何だかしんみりしちゃいましたね…。
楽しい話でもしましょうか、
週末の岡山旅行の話とか…』
岡山旅行!
そうだ、忘れてた。
ガバッと…巴が港斗の言葉に
自分の身体を起こして姿勢を正すと。
『…どうか…しましたか?巴』
「違うのッ、すっかり忘れてたの。
私、岡山旅行の事で、港斗君に
お願いしたい事があったの忘れてた」
『フルーツ狩りは…こう、
あんまり食べれ無さそうだったので
フルーツパフェ食べられる店を
予約してありますよ?』
「え?そうなの?
フルーツパフェ食べられるの?
違うの…フルーツは良いんだけど、
あれ、あれが食べてみたいの」