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第17章 ２０２４年１０月８日～１１日

「えびめしって言う…
岡山のご当地グルメがねあるみたい」

丁度YouTubeを見ていたので
音声検索でえびめし　岡山で
彼が動画を検索してくれて。

岡山のえびめしのお店の
動画を再生して見せてくれて。

『何とも言えない色ですけど、
これが食べたいって事ですね？』

「うん、仕事場にね
岡山の出身の人が居るんだけど。
ままかりじゃないなら
えびめしが良いんじゃないって…」

『じゃあ、えびめしを
岡山旅行のプランに入れときますね』

「うん、ありがとう…」

『楽しみですね、えびめし』

「うん、どんな味なんだろ？
見た目は濃いそばめしみたいだけど
ソースの味じゃないみたいだし…」

♬～♩　～お風呂が沸きました～　♬～♩

「あ、お風呂お湯張り出来たみたい、
お風呂…先に入って来て。
私このまま動画見て待ってるから。
カップもそのままにして置いてくれて良いから」

自分のカップを洗うついでに
洗うからと旦那さんに
先にお風呂に入って来てと促して。

お風呂に行って来ますのキスを
旦那さんがちゅっ、ちゅって
私の頬と瞼の所にしてくれて。

『じゃあ、お言葉に甘えて。
僕、先にお風呂入って来ますね』

「うん、行ってらっしゃい」

小さくバイバイをして、
お風呂に行く彼を見送って。
そのままYouTubeで
オススメの岡山観光の
コースとか、スポットとか
グルメの紹介動画を適当に見て。

「岡山市内と、倉敷とか
牛窓には行くって言ってたけど…
後は…どこに行くつもりなんだろう？」

岡山市内と倉敷…牛窓…
まぁ…岡山の主要な…
観光エリアは押さえてるけど。

その他って言うと、
蒜山高原とか、鷲羽山とかかなぁ？

彼は毎回プランとか予約とか
全部してくれる感じだから、
行くまでこっちには
どんな旅行プランになるのかわからない
ミステリーツアーみたいな感じの旅行で。

岡山関連の動画を見ていると
彼がお風呂から上がって来たので。
彼と入れ替わりでお風呂に入って。

ドライヤーで髪の毛を乾かしてたら
彼が…こっちに来て、ドライヤーを
私の手から取ると、続きを掛けてくれて。

『はい、終わりましたよ。巴』

「うん、ありがとう…」