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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第17章 2024年10月8日~11日

具材と生地は混ぜたままでは
置いて置けないから、
焼く前に混ぜるとして。
生地と、具材の段階までは
今の内に下拵えをして置いて。

港斗君と双子が来たら、
焼き始めようかなって
そんな風に考えていたんだけど。

ガチャガチャと玄関が開く音と
ガヤガヤと賑やかな話声が
こっちまで玄関から聞こえていて。

「いらっしゃい、有翔さん
それから、來翔さんもいらっしゃい」

『いつも…急に…悪いね…、
今日は…空いてるからっ…
ミナトに声を掛けろって
ライトに催促されちゃってね…』

『嘘やん、アルトが…
巴ちゃんの家また遊びに
行きたいなぁ~って言うとったから
俺が、連絡してみぃーやって
アルトに言うただけやねんで?』

玄関に3人をお出迎えしに行くと
そんな風に双子から言われてしまって。

『巴ッ、僕も居るんですけど…?』

「港斗君はお帰りなさい…」

『はい、ただいま帰りました…巴』

玄関でふたりで見つめ合っていると
双子からの視線を感じて、
ハッと我に返って、3人に
手洗いをして来て貰って。旦那さんは
仕事がスーツなので、着替えに
一旦部屋に戻ってからリビングに
また戻って来たので、缶ビールで
まずは…4人で乾杯をして。

お料理が上手な有翔さんが
お手伝いを申し出てくれたんだけど。

『俺に任せときぃや。
俺、昔高校の頃お好み屋で
アルバイトしとった時あんねん』

『お好み焼きに関しては、
僕よりも…ライトの方が上だよ』

と…お料理上手な有翔さんから
過去にお好み焼き屋さんで
アルバイトをしていた、
來翔さんの方が焼くのが上手いと
お墨付きを頂いてしまったので。

お好み焼きを…來翔さんに
ホットプレートで焼いて貰う事に
なってしまって、お客さんにして貰うのはと
お断りをしようかと思ったんだけど
有翔さんに褒められたのが嬉しかったのか、
ウキウキで來翔さんはお好み焼きを
鼻歌混じりにビール片手に
コテを持って焼いてくれている。

來翔さんが焼いてくれた
お好み焼きを食べながら。
美味しくビールを頂いてしまって。
コストコのお寿司と、
プルコギビーフもあるから
当然に…ビールが進んでしまう訳で。


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