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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第17章 2024年10月8日~11日
その後から妹の旦那さんの
孝明さんとうちのお父さんも
ついて行ってくれるからって。
何かあったら…男3人居れば
押さえ込んで警察まで
連行して行くからねと
妹は…大きな声で笑っていて。
替え玉大作戦みたいな感じに
実家から…帰るのに…
ご迷惑をかけてしまったんだけど…。
「ごめんね…港斗君…」
実家からの距離がある程度離れて
隣にいる彼に声を掛けた。
『でも…しばらくの間は
巴が、実家に帰る時には…、
僕と一緒に…ってしましょうか…』
「千冬…大丈夫だったかな…?」
千冬にLINEをしたら、
何事も無かったみたいだけど。
『念の為…心配ですし、ご実家に…
防犯カメラ設置して貰いましょうよ』
自分の家に防犯カメラって
仰々しい感じもするけど…。
カメラがあるのが一番
対策としては有効みたい…。
ストーカーとしての被害届を
警察に出せば、警察から警告を
本人にして貰えるらしくて。
ケースによっては犯罪性が低いと
判断されて動いてくれない場合も
あるみたいなので、民間の
警備会社…に依頼をするのも
そんな時の為に…は有効ですよと。
今の所…住所バレはしてないので、
被害に遭っているのは実家の方だけど。
今は…しばらく…実家に
私が顔出さないことが…
前提だとは言われてしまって。
とりあえず…買い物も
何もしないで帰って来ちゃったので
今日はピザでも頼みましょうよと
旦那さんが提案してくれたので。
ソファに座ってピザのHPを見ながら
ギュウウと旦那さんに引っ付いて
注文するピザを選んでたんだけど…。
『大丈夫…ですよ、巴。
心配ならしばらく…朝早い時間に
家を出ないといけなくなりますけど、
巴の…職場まで送迎しますよ?僕が』
「うん…それは…大丈夫……」
ぎゅううと…縋る様にして
港斗君の身体に抱きついて
スウウ…と彼の匂いで
自分の肺を満たす様にして
空気を…吸い込むと…。
ちょっと…気分が落ち着いて来て。
こっちが…落ち着くまで
背中を擦ってくれたりとか
頭を…よしよしとしてくれて。
『巴さんの所為じゃないですよ…』
「うん…ありがとう…港斗君…」