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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第17章 2024年10月8日~11日
ピザを…適当に
旦那さんに選んで貰って。
届くまでの間もずっと
ぎゅっとして貰ってたんだけど。
さっき…チラッと見たあの人が
あの雄介さんだと言われても、
どこかの同じ名前の
別の人なんじゃないかって。
自分の中の記憶の
私が知っている雄介さんとは
とてもじゃないけど、似ても似つかない姿で。
あの旧レイン邸宅での…
港斗君の同僚の人の結婚式の後に
あの…森園さんって人とは
正式に離婚をしたんだろうけど。
私と雄介さんとは年齢は3つしか
違わないはずなのに、
しばらく…姿を見ていなかった
私の元カレは…なんだか…見ない内に
一気に10年分ほど年を取っていて。
『それに…妹さんも
言ってましたけど、あの人の
目的は巴さんなんですからね?
巴がここに居るなら大丈夫ですよ。
こっちの住所がバレる方が
良くないとは思いますし…』
「うん…そうなんだけど…っ…」
『大丈夫ですよ…、ご実家の事も
気になるでしょうけど…、
まぁ連休の間はお義父さんも
妹さんのご主人もおられますし。
巴さんが居ないって分かれば、
あの人もご実家の周辺を
ウロウロしたりしないでしょうから。
問題は巴の職場の周囲を
ウロウロしたりし始めないか…ですよ…』
アルソックとかにも
そう言う女性向けの
ストーカー対策のプランが
用意されているみたいで。
緊急時にアルソックに
自動通報できる電話と
防犯ブザーが一緒になったやつを
レンタルしてくれたりするみたい。
本来の契約だと5年とかの
綜合警備保障なんだけど、
そのプランだと半年とかの
短期間も利用が可能だそうなので。
テレビで話題になってる
闇バイトの強盗事件みたいなので
家にいる時に入って来るとかも
あり得るからこの機会に
このテラスハウスのセキュリティを
強化するのも…ありですねと言ってくれて。
こっちの…気持ちも…大分
落ち着いて来た…んだけども。
夕食のピザは…あんまり食欲なくて
そんなに食べられなくて…。
明日から旅行なのに…気分が
ちょっとふさぎ込んでしまっていて。
せっかくの旅行だし、楽しまないとって
気持ちを切り替える事にしたんだけど。