この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第18章 いざ行かん!晴れの国 岡山
港斗君が注文したのは
大判チキンカツとのセットで。
大判と言うだけあって、
かなり大きなチキンカツとサラダが
お皿に乗っていて。別皿で
オムえびめしの大盛りと
見た目からもかなりのボリュームだ。
『とりあえず、百聞は一見に如かず
食べてみるのが一番ですよ。
いただきまーす』
そう言ってスプーンで
オムえびめしを大胆に
山になるほど彼がすくって。
ぱくっ…とそれを1口で頬張った。
「どう…?美味しい?」
『確かに…そばめしでもないし、
ドライカレーでもないし…
何とも…表現が出来ないですね。
ナシゴレンとかとも違うけど…
でもガパオライスとかの友達だって
言われたら納得できそうな味ですよ』
そう言われて…結局
どんな味なのか??と
自分のオムえびめしを1口食べると。
スパイシーだけどそこまで
辛くないのはカラメルソースを
使ってるからなんだろうなぁ…。
ケチャップも…入ってるから
カラメルソースと相まってコクがあって。
『どうですか?』
「何とも言えない…味、でも美味しい。
見た目は黒くて辛そうだけど
辛くないし…子供でも食べれそう…」
3連休と言う事もあって、
店内には小さい子を連れた
家族連れの姿が奥のお座敷にはあって。
大人から子供にまで愛されている
ご当地グルメなんだろうなって。
岡山のご当地グルメだけど
生まれは東京の渋谷のカレー屋さんで。
そこで従業員として働いていた人が
地元に帰って独立する時に
渋谷のお店の許可を得て
えびめしを岡山で販売する事になったらしい。
そして岡山で瞬く間に大人気となり
アレンジも加えられる様になって
今も東京のそのお店でも
元祖のえびめしは食べられるみたいだけど
岡山のえびめしとは味が違うみたい。
『元々がカレー屋さん生まれだから
あっちのえびめしは、カレーが
強い感じの味なんでしょうかね?』
岡山のご当地グルメを堪能した後は、
また…元の場所に戻って来て。
岡山市と言えば…ここと言う
鉄板の王道観光スポットである
岡山後楽園を見学する。
広い庭園からは岡山城が見えていて。
『今年は…いつまでも暑いですし
今日も…夏みたいですもんね…。
ここも…紅葉のスポットみたいですけど。
今年の紅葉は…遅そうですよね…』