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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第18章 いざ行かん!晴れの国 岡山
後楽園の中をブラブラと
散策しながら、青々とした紅葉を
指差して旦那さんがそう言って来て。
延養亭(えんようてい)と言う
藩主が使う居間や、
能舞台・栄唱の間(のうぶたい・えいしょうのま)
それから流店(りゅうてん)と言う
建物の中央を川が流れて行く
休憩所の様な所があって。
広い園内の散策で疲れたら
ここで座って休憩する事が出来る。
後楽園を散策した後は、
車で5分程のすぐ近くにある
アトアに行った時に話をしていた
ジュエリーショップが経営している
鉱物カフェのLinné(リンネ)を
予約してくれていたので。
鉱物に見立てられたスイーツや
ドリンクを頂いたり、
ディスプレイされている鉱物を見たり
購入したりできる。
カフェで一服した後は、
車で岡山市から隣の瀬戸内市に
向けて1時間ほど…移動して。
牛窓にあるホテルリマーニに到着した。
真っ白な白壁のリゾートホテルで
日本のエーゲ海と呼ばれているだけあって。
ギリシャのエーゲ海の雰囲気に
寄せてあるのかここだけ見ていると
日本と言う事を忘れそうな外観をしている。
『今日は天気も良いですし、
夕焼けも綺麗に見えるでしょうね…』
玄関ロビーの中も白を基調としていて。
アーチ状の天井も…どこか
海外の大聖堂みたいにも見える。
「何だか…日本じゃないみたい…」
『ご近所で…海外旅行気分ですね』
旦那さんがフロントで
チェックインの手続きをしている間。
ロビーに置かれているソファに
座って、ロビーの奥の一面の窓から見える
リゾート感のあるプールと
日本のエーゲ海と呼ばれる
牛窓の海の絶景を眺めていた。
『部屋に荷物置いたら、
あのプールの辺り…歩いてみましょうか』
「うん、海の景色を見ながら
ホテルの周囲を散策したい」