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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第18章 いざ行かん!晴れの国 岡山
『巴、外のテラスにしましょうか?
あのヒーターついてるから
そんなに外でも寒くないみたいですよ』
ヒーター??と言われて
外のテラス席を見ると
中と同じ様にテーブルクロスが掛かった
丸いテーブルが並べられているけど。
そのテーブルの傍らに
笠の付いた照明器具の様な形の
ヒーターが取り付けられて居て。
外のテラス席でも…快適なのだそう。
「うん、じゃあ…テラス席で…」
『では…ご案内を致しますので、
どうぞ、こちらへ…』
レストランのスタッフの人の
後を付いて行って、
テラスにあるテーブルに案内される。
『どうぞ…』
レディーファーストで
椅子を引いて貰って椅子に腰かけた。
『ここのレストランは
ギリシャ料理らしいですよ』
「ギリシャ料理……」
フランス料理とか
イタリア料理とかに比べると
ギリシャ料理って言われて
あれがそうだって思いつかない…。
ギリシャ料理の特徴は
たっぷりのオリーブオイルと
お魚とお野菜を沢山使うらしくて。
このホテルのレストランでは
地元の牛窓のオリーブオイルに
魚介類とお野菜に拘っているのだそう。
地産地消…が…一番贅沢だよなぁって。
その土地に赴いて、その土地の
景色や歴史や空気に触れて
その土地の美味しものを食べる。
それが…旅行の楽しみかなぁって。
お料理はコースで提供されて、
馴染みのないギリシャ料理って
言われてどんなのだろうって
思ったんだけど…。
オマール海老や岡山県産の和牛や
岡山のフルーツも味わえる感じで。
美味しいギリシャワインを
お料理に合わせて頂いたりして。
コースの中で出て来た
ホテルの敷地内で栽培した
オリーブを生地に混ぜ込んだ
ホテルのオリジナルブレッドが
また絶品で美味しかったんだけど。
お腹もいっぱいになって、
レストランを後にした。
『お腹もいっぱいになりましたね…
どうですかね、あそこで1杯…』
と…旦那さんが指さしたのは
ホテルのロビーの奥にあるラウンジで。
カウンターには…アルコール類が
綺麗に整列して並べられて居て。
下からライトで照らされている・
カウンターに座れば、
奥には半円形の大きな窓があって。