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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第18章 いざ行かん!晴れの国 岡山
ホテルの前の桟橋の所に
帆を畳んだヨットが停泊している。
バーテンダーに彼は
ギリシャの蒸留酒である
メタクサをロックで頼んでいて。
私は…何を頼んだらいいのか
良く分からないなと思っていたら。
オススメの飲みやすいのをと
彼が…オーダーをしてくれたので。
『ここからサンセットを
眺めても良かったんですけど…』
「確かにこのカウンターからなら
サンセットは特等席になりそう…だね」
『どうぞ…こちら、
ご注文のメタクサのロックと…
それから…サントリーニサンライズです』
ロンググラスで提供されたのは
鮮やかな赤とオレンジの2層の
コントラストが目にも美しい
テキーラサンライズで。
サントリーニってついてるから
このホテルのオリジナルのカクテルみたいだ。
もしかしたらベースにしてるのが
テキーラじゃなくて、メタクサを
使ってるとか…なのかも知れない。
いや…、飲んでも分からないんだけど。
お食事の後に…1杯頂いて。
『巴、上に羽織る物って
持って来てますかね?』
「え?あるにはあるけど…」
お洒落なカウンターで
サントリーニサンライズを
頂いて、大人の時間を
夫婦で愉しんだ後に
旦那さんがこっちにそう尋ねて来て。
食後に…また…お散歩でも
するのかなって思いながら。
エレベーターで5階に戻って
上着を羽織って…出直して来て。
今は…夜のホテルのプールの所を
歩いているんだけど…。
『さ、行きましょうか…巴』
そう言われて……さっきの
桟橋の所に…来ると
家族連れとか…カップルの姿があって。
また…今度は…ナイトクルーズに
出掛けるのかとか思ったんだけど。
私達を入れて、9名のお客さんが
クルーザーに乗り込んで
ホテルの前の桟橋を出発した。
10分?15分程だろうか
海の上の散歩を楽しんだ先に
目的地であるビーチに到着して。
一緒に船に乗って来た人が、
海の中に…見えている…
なにやら凄い…電飾みたいに
光る何かが沢山入っているカゴを
海からズリズリとビーチの方に手繰り寄せて。
ビーチに…かごに入った
ピカピカに光る何かを…
遠慮する感じも無く…出していて。