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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第28章 高知県の旅 室戸市~高知市
廃校になった小学校を
リノベーションして再利用した施設は
全国各地にあるけど…。
前に行った事がある、
みなとやま水族館も
そんな廃校になった小学校を
利用した水族館だったんだけど。
あそこは…小学校の一部が
水族館になっていたけど
こっちは全部を水族館にしてるので
中がどんな感じになってるのか気になる。
『外観も…まんま小学校ですし、
中がどんな感じなのか気になりますね。
巴、早速…中、入りましょうよ』
その外観をカメラに数枚納めて
丁度…9時が登校時間になってるので、
オープンしたばかりの校舎の中に入った。
入ってすぐが受け付けで
ここでチケットを買うんだけど。
『巴、言いたい事は分かりますけど
それは…見終わってからですよ?』
受け付けのカウンターの所の
後ろに大きなお魚の
ぬいぐるみが置いてあって。
水族館のよくある1000円で
くじを引いてぬいぐるみが
貰えるってくじなんだけど。
ここのくじは3種類があって、
さばくじ、ぶりくじ、
しゅもくくじの3種類。
それが同じくじ引きの機械に
入っているから自分が欲しい物の
色のくじを引くと言うシステム。
『こう言うのってイルカだとか
ジンベエだったりカワウソとか
だったりとかしますけど、
このラインナップは初めてですね…』
「あれ、あれ可愛い…
お魚のパックにパッキングされてるっ」
全部じゃないんだけど、
ぶりくじにパッキングされている
寒ブリのぬいぐるみがあって。
「でも…あのブリ可愛いけど
シュモクザメがいい……」
『僕は…ゴマサバが欲しいですけど
でも、あのパックの寒ブリも良いですね…』
と…チケットを買って置きながら
カウンターの後ろばかり見ていて。
後ろ髪を引かれながらも
展示エリアに向かった。
入口の奥はちょっとした
骨格標本が展示されている
エリアになっていて。
アンコウや、ウミガメ
エイの標本が展示されている。
ガラスケースが置いてあるのが
小学校のあの机に置いてあって。
後ろにある作り付けの
ロッカーもまんま小学校だ。
『外観もですけど、内装も
まんま小学校って感じですね…』