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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第28章 高知県の旅 室戸市~高知市
音楽室の中に設置されている
異彩を放ちまくっている
アイスの自動販売機。
「何と言うか…凄い…所だね…」
『でもこれ、セブンティーンアイス
じゃないやつですよね、アイス』
机の上に当時の音楽の
教科書なんかも置いてあって。
『折角ですし、演奏しますか?』
「じゃあ…ちょっとだけ…」
昔小学校の頃に…演奏した
となりのトトロを木琴で演奏して。
自分は今何してるんだっけ?と
水族館に来たはずなのに
木琴演奏して標本見に来たんだっけ?って
そんな風にも感じてしまいながら。
音楽室の先に進むと…
廊下の窓に…張った紐に
おみくじがびっしりと
結び付けられて居て
その真ん中におみくじマシンが
設置されてるんだけど。
『おじくじありますよ?しますか?』
「さっきのアイスも違和感あるけど
学校の校舎の廊下にこんな
エリアあるとか…ちょっと
軽く…オカルトな感じするんだけど…ッ」
『この独特のセンスも
この水族館の魅力なんでしょうね…』
100円を入れておみくじを
おみくじマシーンから購入して。
窓の所の紐に結び付けて、
その先にある図書室に移動する。
図書室はメインルートから
ちょっと外れるからなのか
あんまり人がいない感じで。
図書室の窓からは下にある
25メートルプールが見えている。
『ここも…ちょっとした
休憩スペースですかね…、あれ?』
私が窓から下のプールを
見下ろしていると
図書室の隅の方にある本棚に
旦那さんが違和感を感じたみたいで。
図書室の隅の本棚の方に移動して。
ベロっと本棚を捲ったら
本棚だと思ってたのが捲れて
それはそれに驚いたんだけど。
『てか…図書館の本棚に紛れて
ステルスさせてプリクラを
設置するセンスも…流石ですね…』
「え?こんな所にプリクラあるの?
本棚に紛れてて気が付かなかったけど
音楽室にアイスの自販機あったし、
廊下におみくじの販売機もあったし。
こう…そう言うの紛れさせるの
好きなのかな??」