この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第29章 ヴィラ サントリーニ
最初のお料理から
凄いインパクトのあるお料理で。
その次に運ばれて来たのは、
ガラスの四角いケースの上に
米粉で出来たチュイールに
キャビアとエディブルフラワーが
ちょこんと乗せられて居て。
それよりも…そのキャビアの下
この…四角いガラスの箱の
中がジオラマの森にしか見えない。
でもこのガラスの箱を開けるには
上に乗っているキャビアを
食べないと蓋を開けられないので。
先にキャビアを頂いて。
金色の縁のガラスのケースは
まるで宝石箱みたいにも見えるけど。
取っ手を持ってケースを開く。
『何か料理って言うよりは、
ジオラマみたいですね…』
このキャビアが乗っていた
ケースの中身は、
テラリウムですって言われたら
ガラスのケースだし、
テラリウムにも見えなくない。
このガラスケースの森には
土佐原木椎茸に、
土佐はちきん地鶏の
レバーペーストがサンド
されているお料理が入っていて。
その次に運ばれて来たのは
お椀みたいな器に入った
生カツオとフォアグラで。
『高知来て、カツオは
タタキでも刺身でも食べましたけど。
こんなカツオの食べ方もあるんですね』
「美味しい~、幸せの味がするぅ…」
その次に提供されたのが
ウツボのフリットで。
『巴、ウツボが来ましたよ…』
「ひろめ市場でも…ウツボの
タタキと唐揚げを頂いたけど…」
ウツボのフリットには
ふわふわの泡のソースが
掛かっていて、カツオもウツボも
高知の食材だけど…、お料理の仕方で
こうも…印象が変わるんだなって
そんな風に感心をしてしまいつつ。
メインのお料理は高知の
ブランド牛のあか牛のステーキで
当然これも美味しかった。
その後も美味しいお料理を
頂いて、デザートも頂いて
デザートを頂いたので
コースも終わりなんだけど。
他の物は下げて貰ったのに
お箸だけ…残っていて
なんでだろうって思ってたら。
このお箸はお持ち帰りを
して良いらしくレストランの
名前が焼き印で押されている
お箸をお食事の記念に頂いて。
logueでのお食事の後は、
ちょっとだけ夜のお散歩をして
自分達の客室に戻って来た。