この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第30章 桂浜観光

それで…ぱくっと…食べてくれたから
トングを…回収したかったんだけど
凄い…勢いで引っ張って来て
エサ毎噛んだトングをなかなか
離してくれない感じで……ッ。
ちょっとしたウミガメとの
綱引き状態だったんだけど…。
たった…2切れのエサをあげるのに
こんなに…苦労する事になるとは…。
「ウミガメ……凄かった……ッ…」
『僕ね、ここに来たらウミガメに
エサやりもしたかったんですけど
見たいなって思ってる物があるんですよ』
そう旦那さんが言っていて、
入口の所に居たアカメって魚は
珍しい魚な感じがしたんだけど。
旦那さんのお目当てはアカメじゃないみたい。
「あのアカメ以外にも、
ここには珍しい魚がいるの?」
この水族館の規模から考えると
イルカとか…マンタとかが
いるとは…思えないんだけど…。
旦那さんが…ここに来たら見たいって
思っていたお魚ってなんだろう?
そんな事を思いながら、
旦那さんが動画を撮って欲しいと
言うのでお代わりのウミガメの
エサやりの様子を動画に撮って。
ウミガメとのふれあいを楽しんだ後は
本館のお魚を色々と見て回る。
と…目の前にカーテンが掛かって
奥が見えない謎のスペースが。
カーテンの上にはアキラの部屋と
書かれていて。入口の前の
案内図にもアキラの部屋と書かれている。
「え?もしかして、水族館に
間借りしてる人がいるの?」
『いや、…何か…もう…
この水族館なら…出来そうですけど。
案内図には爬虫類とか、両生類とか
古代魚の展示って書いてありますよ?』
アキラの部屋と言う
なんだか…怪しくカーテンで
区切られた秘密のエリアに入ると。
真っ赤の床の上に
ロココ調のド派手なソファ。
天井も真っ赤な色で塗られていて。
ギラギラのドデカいシャンデリアがある。
『何と言うか…凄い所に来ましたね』
「あ、…あの真っ黒の
変わった形の魚いるよ…」
『ああ、これ…確か
みなとやま水族館に居た
ちょっと変わった形の
尾びれがない真っ黒の魚ですね…』
このちょっと変わった形の
インパクト大のお魚は
ジムナ―カスと言う名前で。
他にも…ヘビとかトカゲとか
広くないスペースだけど
ちょっと変わった生き物が色々いて。

